好きな果物はいちごです。
本日はデザインをする人にはなくてはならない adobe illustraterについて。
イラストレーターの機能って20年前から比べるとかなり進化しましたよね?
特にアピアランスあたり。
約十年強、育児のため離職していた時、マップやイラストや修正などで時々お手伝いさせてもらっていて、 その際支給されたデータが徐々に複雑になっているな‥と薄々感じてはいたのですが‥
いざ本格的に現場に戻ってみたら結構イラレの機能が充実していて!充実しすぎていて!
問題なく使いこなせるようになるのにちょっとだけ苦労したんですよね、実は。
その昔文字にフチをつけるためのソフト(ふーちー君とか言いましたっけ?)や、
画像をパスに変換するソフトが存在し、
透明度を持たせた画像やぼかした画像の上に文字を載せて影を付けたかったら
フォトショで加工してから貼り付け、
文字にぼかさない影をつけるのも背面にコピペして移動、などなどいろいろなアプローチでなんとか再現して、
修正のたびにフォトショで加工し直したりしていたものが
アピアランスやオブジェクトや編集あたりの機能でほとんどがイラレ上でできるようになりました。
ずっと最前線でデザイナー業をしている人には使いこなせて当然の機能なのでしょうし、
アップデートする度に徐々に慣れていった人にはもしかしたら理解されないかもしれないし、
何を今更‥なことかもしれませんが、
例えば今からイラレを勉強しよう!という人や長いブランクから復帰しようとしている人なんかには
もしかしたら需要があるかもしれませんよ‥というお話です。
今回例としてあげるのは袋文字。
チラシやパンフレットのタイトルや金額に格安感を出したり、強調させたりするのに良く使われています。「ハイ◯ュウ」や「コン◯メパンチ」、「ブラックサ◯ダー」や「カ◯ール」などもそうですが、
お菓子のロゴなんかにもやたらと採用されていますね。
目を引くデザインにするためには必須なのでしょう。
袋文字を作るときのアピアランス例はこんな感じです。
①一番下に線幅22の濃いピンクの線→
これに【乗算・黒・60%・X軸1mm・Y軸1mm・ぼかし0.5mm】ドロップシャドウ。
②下から二番目に線幅16のピンクの線
③下から三番目に線幅11の薄い黄色〜白のグラデーションの線
④下から四番目にピンク〜薄ピンクのグラデーションの塗り→
これに【乗算・黒・100%・X軸0.5mm・Y軸0.5mm・ぼかし0mm】ドロップシャドウ。
⑤一番上に白の水玉のパターンをスウォッチに作成し、
それを丁度良い大きさになるよう拡大縮小のオプション「パターンの変形」のみを
チェックした状態で拡大縮小で調整し、塗りに設定。
⑥ちなみにパターンはこんな感じで透明の正方形の角に中央を合わせて4つと、
正方形の中央に1つ白の円を置いて作成。
今回は、普段より多く重ねております〜♪
これが、一つ一つ文字重ねて作っていた時代の人間には最初理解できなくて、
なんなんだこれは‥となりましたよね。
しかも文字を選択して色を塗ってから、塗りの設定で上から違う色を塗ると
チラチラと下の色が見えたりしてそれも意味がわからず、、でした。
(文字の塗りとアピアランスの塗り設定は別物ってこともよくわかってなかった。)
理解できた今では「修正がラク!!アピアランス最高!!フゥ!!」となりましたが、
復帰した当初は「10年以上デザイナーやってるくせにこんなことも知らないのかよ」と
思われるんではないかと、誰にも聞けず、誰かが作ったデータを開いては
それを紐解いて理解していった日々はほろ苦い思い出です。
もし「デザイナーのくせにこんなことも知らないのかよ」と思われるんではないかと、
誰にも聞けずにいるデザイナーさんが居たら、
大丈夫です。安心してください。ここに居ましたから!! 必ず理解できます!!
イラレはこれからも日々進化していきますが、
デザイナー側も常に進化する気持ちを持つことが重要なのだろうなと改めて思います。
私にとって日々の仕事は、何年も子供たちにがっつり向き合ってきた日々とはまた別の充実感と
デザイナーとして経験を積み重ねている実感も受け取ることができてありがたいものではありますが、
街に溢れる若くて新しい感性や、最新情報をいち早く掴み昇華し、
初めてのことをさらっとやってのける若者たちに焦りを感じることももちろんあります。
しかし、誰が言ったかは忘れましたが「学ぶ姿勢を持っている人は何歳だって若い」と、
どこかの誰かが言っていたかもしれないような気がします。(曖昧)
そう、学ぶ人は若いのです!頑張れ、わたし。頑張れ、イラレを愛する全ての人々。
ということで、ドアーズでは今回の袋文字ようなパッと目を引く強調されたデザインが得意だったり、都会的でスタイリッシュなデザインが得意だったりと、
様々なタイプのデザイナーが日々学びながらデザインと向き合っております。
紙媒体、WEBのみならず、パッケージデザインなども手がけておりますので
是非ホームページから過去のWORKをご覧になっていただければ幸いです。
というか、絶対見て欲しい!check it out!
https://d-doors.co.jp/d_contents/category/work/